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Gypsy.P


Hopeless Knock

Artsist,singer song writer,traveler
アメリカ、キューバ、ジャマイカ、メキシコ、マレーシア、ベトナム、イ ンド,
西アフリカガンビア、ベルギー、オランダ、フランス、ロンドン、その他の国を放浪

魂の旅を続けるシンガー

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インドに呼ばれた訳

1年前のちょうどこの頃 インドに発った

震災もあり、フライトはキャンセル続きで 空港に向かう電車も運行止め 高速で行こうにも基本通行止め

世の中がグレー色な時に父に送ってもらい なんとか空港まで行き着いたがそこには難民のように何千もの人が毛布にくるまり

寝泊まりをし、フライトが運航されるのを待っていた 行けるのかさえわからないまま父と別れ

出発の1時間前まで状況がわからず、緊張感漂う空気が成田空港中に溢れていた

インドにいくきっかけは数ヶ月前に空の写真を撮ったら何故かあたしにはインドの神のような 象の顔に見えて

調べたらそれはシヴァ神だった 不思議だなと思いながら そのまま流した

そしてその一週間後に夢で七福神の中の一人が青黒い光の中ものすごい勢いの風に吹かれながらこっちに向かって怒っていた

なんと言っていたかは聞き取れなかったがとてつもなく怒っていた

翌朝顔を元に調べたらそれは大黒天だった事が判明 そして大黒天とシヴァは化身だと知った時 これはなんかあると思った

けれどそれもまた流した この時はこれが最初のメッセージだったなんて思いもしなかったが

それから数ヶ月後に寝ていたら誰かが耳元でひたすらIndia India India Indiaと囁いていた 夢うつろな中でもはっきりと聞こえた

翌朝目覚め 何かが舞い降りたかのように 過去数ヶ月の一連の出来事がリンクした

インドに行こう そう決心したのだ

それからは奇跡の連続 visaセンターの帰り道、バス停でバスを待っていると一人のおばあちゃんが隣に立っていた

別に普段は話したりしないけど何故かその人に

「私インドに行くんです」と言ったら

「あらあたしもインドに行くのよ」と言われ驚きを隠せなかったがさらに驚く事に

その女性と私は行きも帰りも同じ日の同じ便だったのだ 何か運命的な感じを覚えると同時に守られていると漠然と思った

その後に友人の池ちゃんが自分がいる間の数日だけインドのバラナシに行く事がわかり、自分もそこにちょうど行こうとしていた

鳥肌が立ち なんだか呼ばれて行くといのはこういう事なのかと少しづつ感じ始めながら無事にこの日に飛び立つ事が出来たけど

出発前も皆に何故自分がインドに行くのか理由がわからないとしきりに言っていたのを覚えている

気持ちとは裏腹に足が勝手に動いていたからだ

ついた初日もインドの光景を見て、空気を吸い、何故ここにいるのだろう と何故か靄の中 夢のような感覚に襲われていた

旅での出来事はブログの ”魂の旅” にも書いたけれど とてつもない世界が待っていて

自分の人生に取って意味のある深く、心に突き刺さる旅になった

帰国後も煩悩にたた悩まされながらも インドで学んだあらゆる出来事を消化するのに時間が必要だった

むしろまだ全部消化しきれていない

もうすぐ一年が経とうとしている 今振り返って インドに呼ばれた理由は守られて生きている事や自分の人生を選べる事の幸せ、

生きている事への感謝の心を感じるために行ったのだと思う

しかし、呼ばれた理由はまだ進行中の消化と共に時の流れの中できっとまた変わってゆくと思う

この世に意味の無い事は一つもない

年を重ねながら少しづつ フラッシュバックする瞬間を楽しみに これからも旅を続けて行きたい

これがその時の空の写真である


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