ロンドン日記
ロンドン日記
1ホステルでの過酷な生活
2ベーシストのカークとの出会い
3キューバのソルジャーとの偶然の出会い
4ジャマイカの賢者の助言
6切ない恋 すれ違い
7心の葛藤
8レコーディング
8Doctor Pとの出会い
9シンプルに生きる事
10導き
1 最初に泊まった宿はユースホステルで下がライブハウス。適当に選んだら偶然にもガンビアで会ったアーティストがマネージメントしたた宿だった。でも夜中の2時まで音が毎日鳴り止まない場所で、やっと寝れると思いきや、8人部屋で共同で寝てたあたしのベッドの上は2メートルのスペイン人 笑 彼が仕事から毎日夜中3時くらいに帰ってくるんだけどずっと悪夢のようなギシギシとした今にも落ちてきそうなベッドの音がなり続けた.。やっと寝れると思いきや朝仕事に行く別のスペイン人がアラームをかけるんだけど起きなくて、いつも怒って起こしてた 笑 しまいには勝手に目覚まし消したりしてた。とにかく40人以上との共同生活で最初の3週間はほぼ寝れなかった。
2マッドプロフェッサーとレコーディングしたかったけど、タイミングが合わず出来なかった。なんとしてでも自分の力で音源を残したかったあたしはリコロドリゲスやリーペリーと世界ツアーを共にして来たベーシスト カークと出会う。彼はちょうど長い音楽キャリアを終え、一度その世界から足を洗った矢先に自分と出会った。これも運命だったのだろうと彼は感じてくれたに違いない。快く引き受けてくれたのだ。彼は音にたいしてかなり厳しい人で色々勉強になった。今までの音の感覚が変わった経験だった。本当にたくさんの事を教えてくれた。
3フェスで助けてくれた人が前世 私がソルジャー時代に護衛として、右腕として共に戦ってくれた戦士だとわかった。彼が教えてくれた事は自分が前世に感じていた事と同じだった事に驚きと、自分の感覚は間違ってなかったと実感した日だった。不思議な出会いだった。
4 出会ったジャマイカ人の多くは長老で賢者だった、本当に運が良かった。マイカは人には生きて行く上で3つの選択肢が最低でも必要だと教えてくれた。自分は歌、絵、そして役者があると考えさせてくれた。 マイキーという友人はより国際的な歌手になる為にもっと英語のレベルを上げて欲しいと言われた。具体的に方法も教えてくれた。 為になるアドバイスをいつも周りの人は教えてくれる
5切ない恋もあった。初恋のような大事にしたい想いが心にあった。前世での結びつきも、強い想いがお互いにあっても全ては縁とタイミング。ここぞという時に動けない人とはこの先一緒にいても守ってはくれない。しょせんあたしも女、最後は守ってくれる男を選ぶだろう。残念ながら恋の道は思うように動かなかったけど彼には感謝している、綺麗な気持ちにさせてくれたから、温かい気持ちなれただけでも幸せだった。ありがとう。
6心にはいつも葛藤があった。本当に欲しいものと手に入らないもの、目の前にあるのに掴めないジレンマの中で自分の使命を全うする為に前に進まなければいけなかった。時間が解決してくれる事は多い、しかし限られた時間の中ではそこに身を委ねる事は出来ず、自分で自分の道を切り開いて行くしか方法はなかった。結果邪念を振り切って自分の進むべき道を選んだ。時を味方につける術を学んだ。
7レコーディングはかなり苦戦した。相手は全員ジャマイカ人。何せ全て遅い。当日キャンセルするアーティストもいるし、リズムについてベースとドラムは喧嘩し始めるし、エンジニアはレコーディング中にご飯を作りに行ってしまうし、常にイライラしてた 笑 ごついジャマイカン 5、6人にいつも怒鳴ってたあたし。しかしそれが真剣に向かうという事だ。腹割ってぶつかり合いながらのレコーデイングは無事に終了した。今でも目を閉じるとあの風景が目に焼き付いている。二度と味わえない経験だ。結果はユニークなオリジナルが出来上がった。 乞うご期待。
8ドクターpとの出会いは今後の自分の人生に置いて大きな影響を与えた。全てにおいて超越していた彼を私は師匠と呼ぶ事にした。精神面、肉体面、スピリチュアル面、全てが尊敬に値するこの人はゲトーのドン。生きる術を教えてくれた。今でも文通を通して私を正しい道へと導いてくれる。彼の存在はこれから先も不動のものだろう。
9 そしてドクターが教えてくれた宝は一つは極秘なので言えないが、大きな事はシンプルになる事。こういう霊感の強い人種はまず常に心も体もクリアにしていなければならない。人に伝える仕事をする以上必要不可欠な事。その術を教わり、人生はもっと美しい物に変わっていった。自分の心、体全てが変わっていくのがわかった。
10今後の道ははっきりした。本当に自分がこの道に行くのか未だに信じられない部分もあるがやるしかない。さもなくば死を。といった言葉が正しいかもしれない。もう後戻りは出来ない、自分で選んだこの道、導かれたこの道、そこを信じてひたすら前に進んで行くしかない。 目標は高い、されどなんとやりがいのある道だろう。なんと過酷な道だろう。そこに向かう為の土台作りだ、準備と期待と不安の中であたしは今新たな道へ進み始めた。導きかれた自分の使命を果たす為に。