俺のダチ
俺のダチ。 そいつは幼い頃に両親を亡くし、施設で育ち、ハーフ黒人。ギターを手に取り音楽を初め、hiphopに出会いラップを初め、そしてこよなく音楽を愛している。
東京に出てきて二分化された社会にもまれ、その社会の底辺でしっかりと自分の立ち位置に立ち、どん底の生活の状況の中でも、いつも大笑いしながら生きているヤツがいる。そんな奴の書く音楽。俺は大好きだ。
ある日、『なんでもっと大々的に音楽をやらないんだ』と問いかけてみた。そいつは言った。『音楽を売るためにやってしまったら終わりだ』 。。
好きだからやっている。
それだけ。 それだけだ。
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