-天使に見捨てられた夜 桐野夏生-
こんにちわ。
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天使に見捨てられた夜 桐野夏生
以前ここでもレビュー書かせてもらった江戸川乱歩賞受賞作 桐野夏生著 「顔に降りかかる雨」の
続編「女探偵 村野ミロ」シリーズ2作目。
20年くらい前の作品ですが、なかなかおもしろかったです。
人権保護団体からの依頼を受け、レイプ物のAVに出演していた女性を探すというところから始まります。
レイプは親告罪にあたるため、当人しか訴えることが出来ず、本人を探し始めますが、
現在と違い、ネットなど無い時代にあちこち情報を収集しに出向くあたりは時代を感じさせますが、
内容が内容だけに誰も相手にしてくれず…
さらには嫌がらせ、調査妨害、脅迫など主人公ミロに降りかかる災難。
そんななか、ビデオに映るあるものから手掛かりが…
それは正体不明な謎の小瓶。それにともないいろいろな展開が繰り広げられ
最終的にはあっと驚かされる内容でした。
前作に引き続き、人間の内なる憎悪、自分勝手な想像性など必見です。
古い作品なので読みにくいかもですが気になる方は是非。
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