-掏摸 中村文則-
こんにちわ。
めっきり読書習慣がなくなり、久々の更新です。
今日は前々から気になっている作家 中村文則氏の作品。
掏摸(スリ)
大江健三郎賞を受賞し、各国で翻訳され「ウォール・ストリート・ジャーナル」にて2012年の
ベスト10小説にも選ばれた作品。
著書「教団X」がなにかと騒がれている作家さんです。
内容は東京を仕事場にする天才スリ師の物語。
ある万引き少年との出会い。その少年の母親。
そこに以前の恋人の面影を反映させ苦悩を垣間見せる主人公
ある闇社会に生きる悪魔の様な男の登場で
一気に地獄へと突き進む様が異様でした。
運命とは何か。支配とはなにか。
サスペンスな要素もありなヒューマンドラマ満載の作品。
サクッと読めるのでおススメです。
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