Name
Kenichi Kono


A-FILES editor
Chokesleeper
Low-Cal-Ball
sevenneves

Profile Page>>

木製ロボット

先日の長野の旅で山下氏のアトリエを訪問した所、帰り際に山下氏に呼ばれまして。好きなのを選んで良いよと。一目で気に入った彼の作品の木製のロボット。何体かの中で気になった一体を選んで帰宅。

なんだか虚心兵の様な少し悲しい感じの表情がなんとも言えず気にいり。親父の写真たての隣においてみた。
で、なんかふと思ったのです。親父の写真を持ちそのロボットの手と手の間に置いてみると、なんとぴったり。親父を抱きかかえる様な形になりました。このロボットは特に写真立て様に作られたわけではないんですけどね。しかも色んなサイズのロボットがいたので、写真とピッタリだったのも偶然なわけです。この子はきっとこの為に作られたわけです。

何度か昔のブログなどでも触れてますが、今は亡き親父の生まれは飯田市の横の下伊那郡。飯田の高校へ通ってたわけですので、あの飯田の周辺はもちろん地元になるわけです。

これが元々幼い頃の僕と飯田との関係。そして飯田とは疎遠になり。バンドのライブを主催していたLAFというブランドの本拠地もあの飯田という事が分かったのがもう5年以上も前の話。それからブランドを通してライブを通じて仲良くさせて貰いまして、親父が死んだ今も、別の形で親父の地元と関わりを持たせて貰っているわけです。

勝手に引き寄せられてると思ってはいるのですが、今回久々にまた飯田へ行き、こうして飯田の木で作られた木製ロボットに抱きかかえられる親父の写真を見るのはなんだか不思議な感じがしますが、やっとこの写真の収まる場所が見つかった様な気がしえ安心しております。

スピリチュアルな事に頼るのは好きではないんですけど、そういう偶然ってあるんだと思う。引き寄せられるとか、偶然に人と会うとか。そういうのってやっぱり何か縁が無いと起こらないと思うし、そういう縁はやっぱり大事にしていきたいなと思いますね。

ということで飯田の余談でした。

山下さん本当に素敵なプレゼントをありがとう。


Written by