Name
Gypsy.P


Hopeless Knock

Artsist,singer song writer,traveler
アメリカ、キューバ、ジャマイカ、メキシコ、マレーシア、ベトナム、イ ンド,
西アフリカガンビア、ベルギー、オランダ、フランス、ロンドン、その他の国を放浪

魂の旅を続けるシンガー

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ウィスキーが喉の奥で枯れた夜

既に手足の感覚は無くなっていた

突然の尿意に襲われ 無造作に吹き込まれたウィスキーが喉の奥で渇きの叫びを押し殺していた

確かな目標を定め限られた時の中で必死に紐にしがみ付く自分と

世の中の機嫌などお構いなしに 偽りの笑みを浮かべる女達

こうも命に差がある世の中で この地獄のような喉の渇きは いったいなんの意味があるのだろう

無常にも時だけが流れてゆく 誰も知らない孤独な戦いに 終わりは無いのだ

東に陽が登ぼり 西に陽が沈むように 幾度も戦いは繰り返される

朝は日が当たり 夜は月が照らすように 何度も戦いは繰り返される

干からびた喉の奥でそれでも生きたいと願う自分がいた

命が続く限り 喉の渇きを潤す為に 戦い抜くこと

幸せになりたいなんて生温い気持ちじゃあ、とても追いつけっこ無い

それに気づいてしまったんだよ

それに気づいてしまったんだよ

だからやるしかないんだ

飢えた心では真価を見抜く事は出来ない

常に心を豊かにしてないと人に何かを与える事は出来ない

けど貪欲さに欠けてはいけない

渇いた喉の奥で、 勇ましく生きる自分自身が そこには立っていた

やるしかないんだ

もう一度 自分に言い聞かせた

体中に回ったウィスキーが 舌の奥で絡んでいた

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