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井川 敬太


西東京市出身。オーストラリア、バイロンベイ在中。21才の頃からサーフトリップにはまり、様々な国を放浪。そして今世界中の旅人、アーティストが集合するバイロンベイに呼び寄せられた。旅、生活、そして海から受けたインスピレーションをメロディーに、そして詩に変換中。

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2012年

2012年も暮れだしてきました。久しぶりに投稿させて頂きます。実はいうと、ずいぶんと長い間病んでいました。いつからか、どうもこの陰謀論ってヤツにどっぷりつかってしまい、完全に意識を奪われ、周りが見えなくなっていました。情けなねっす。でも実際に変化の年だとは肌で感じる。

世界中の至る所が歪みだらけで悲鳴を上げているのが聞こえて来る。みんな、みんな踏ん張っている。日々の生活を、、巧みに仕組まれた社会の中で。情報に惑わされながら、金に翻弄され、ただ生きて行くのに切磋琢磨。精神を追いつめられて、神様から与えられた命を、自ら絶つ人が世界中に増えてきた。どう考えてもおかしいだろう。そんなシステム。一体全体なにが人をそんなに狂わすんだ?まあ、答えなら昔からはっきりと出ている。金だろ。いつの時代からか、こいつの価値観ってやつをどっぷり植え付けられてしまった俺達。何をやっても最終的にはこいつ絡んできやがる。そう思うとしらけてしまった。自分の中にあった何か熱いものが消えていった。やる気が失せて行き、感謝する事を忘れ、仕事してんのがばかばかしく思えば、職を失った。人とあう機会も極端に減っていった。人の思いやりも踏みにじった。自分が狂人の様に思えてきて拍車がかかり、自ら行動する気力が失せ,孤立したキャラバンに閉じこもっていった。あんなに明るかった世界が真っ暗になった。

金も底をつきだしたある日。先輩から仕事の誘いを頂いた。とりあえず働かして頂くことになった。オープンして2ヶ月のお店。連日連夜大繁盛。店の不因気もいいしスタッフも良い人達ばかり。働きだして3日も過ぎた頃、迷いが出た。この生活だと結局、前とおんなじなんじゃないかって。ふと旅に出ようと思った。前から行きたかったインドに行こうと思った。この車を売れば2000ドルくらいにはなるし、行ける状況だった。次ぎの日の朝が決定を下す時だった。仕事を止めるなら今日。よし、インドへ行こうと思い、お世話になっている先輩に電話をかけようとした時、とどまった。

これだ、これが我ってやつなんだと。そしてこの我こそが自分、そしてそれにまつわる世界、地球を苦しめているソースなんだって。昔どこかで読んだ本にかかれていた事を思い出した。自ら求めず与えられたもの、それこそ神様からの恵みであるって。危うく神様からの恵みを踏みにじる所だった。今までずーと自分のやりたい様にやってきた。思うままに暮らしてきた。そのために人も傷つけた。もしも神様がいるなら、自分の為に生きている人よりも、人の為に生きている人を選ぶだろうと思った。世の中を変えようなんて俺達に出来る事じゃない。それは必要な時に神様変えてくれる事だ。だから、今は、たとえそれが仕組まれた社会であったとしても、働く事に存在価値がある。何かのため、誰かのの為に何もしなかった日は、死んだ日だ。労働とは喜ばしい事だ。労働を通して人は本当の意味で自己と他者の存在価値がわかるんじゃないかな。だから人は孤立してはだめなんだ。互いに協力して生きて、初めて人間って文字になるんじゃないかな。 ジョンレノンはImagine を歌って殺された。偉大だった。ポールマッカートニーはLet It be 歌った。その意味が少しずつ分かってきた。 

2012年、、、最後の最後でイイ感じで終われそうです。ありがとうございました!

 


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