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Kenichi Kono


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HOT ROD CUSTOM SHOW 2014

毎年参加しているホットロッドショウ。かれこれ5年位になりますか。ここ数年はTROPHY QUEENっていうブランドのお手伝いでお店に立つわけなんだけど、年に一度の接客。これが意外と嫌いではない。
自分の性格上、見ず知らずの人と接するのって向いて無いと思うし、何かを売る(売り込む)っていうのはあまり得意ではない。と思ってたんだけど、結構実は好きなのかもしれない。食わず嫌いみたいなものかな。

お客さんが物を手に取った時、話かけるか?かけないか?自分が客として店に入った時、100パーセント話しかけて欲しくないから(笑)基本話しかけない傾向にある。話しかけた途端物を置いてブースから離れる人もたくさんいるしね。でも、話しかけられる事を期待して待ってる人、少なくともそれによって商品の事を少しでも知って背中を押されて買う人、会話を楽しむ人、色んな人に遭遇するこの感じが意外と楽しい。

物を売ってお金にする難しさも感じる事が出来るし、逆に物を売ってお金にする喜びも知る。特に自分が好きで自信を持てる物を売るというのは、音楽を作って売る事と同じ感覚なのかな。
それでも性格上きっと毎日お店に立って物を売るのは向いてないかもしれないけど(笑)。1年に一回こういう経験は凄く貴重だなと思う。
それと、もしかしたら今年でこのホットロッドカスタムショウも横浜での開催が最後かもしれない。
理由は、来場者のバイクによる騒音。事前の呼びかけもあって、当日はほとんどバイクで会場に乗り付ける人はいなかった。いつも並んでたバイクを見るという楽しみの一つが消えたわけだけども。
本音を言うと、そりゃー残念でしょ。バイクの音を一切聴けないカスタムショウ。あの音が凄くワクワクドキドキするのに。
でも、仕方が無いですね。近所迷惑なんだからね。
最近思うのが、ビーチ刺青禁止、音楽演奏禁止、バイク乗り入れ禁止。ダンス禁止。自分がどれだけ世間の感覚と離れてしまってるんだろうって事(笑)。

人様に迷惑をかけてしまってるんだったら、それは仕方がない事でございます。
世間がドンドン平になってしまえば良い。と思う。その分自分の個性がもっと発揮出来るようになるからね。ただね〜街で騒ぐ伝統的なお祭りを街全体で楽しむように、バイクっていう文化を皆で年に一回でもいいから楽しむ風潮になったら、もっと楽しみのオプションが増えるよね。

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