Name
Kenichi Kono


A-FILES editor
Chokesleeper
Low-Cal-Ball
sevenneves

Profile Page>>

kizunari お疲れ様でした!

KIZUNARI
 
絆 + 繋がり =KIZUNARI

KIZUNARIツアーお疲れ様!この東北そして渋谷の四箇所を通して更に人が繋がり絆が深まった。そんな旅でした。

はじめに、LIONHEADのMOJAの方からこの話を貰った時に、正直物凄く悩みに悩みまして。即答というわけにはいきませんでした。というのは、僕の中でチャリティーをやるには中途半端な気持ちでは絶対に望めないと言うのが根本にありまして。昨年HAKAIHAYABUSAのNORIとやった”KIZUNA”というイベントは震災直後と言う事もあり全身全霊で望みました。その際にやはりチャリティーの難しさ。下手に動くと叩かれる。よく言われるチャリティーを利用した売名行為。そんな事も頭に過ぎりつつ、それでも必死にやりました。その結果、新しい繋がりが出来、仲間との絆が深まりました。が、きっと影では何か言われてるんじゃないかな。。。とか。。

僕は震災後、特にボランティア活動をしに現地へ行ったわけではないし、一国民とし僅かなお金を募金する位の事しかしてません。そういう活動をしてる人には頭もあがりません。僕が出来ない事だから。人それぞれ得意、不得意があって表現方法があって。以前の僕だったらアーティストとしての立ち位置がありました。でも今はない。今の僕が出来る事は、長年やってきたイベント主催を通して人と人を繋げる。そしてその絆を深める。

そして悩みに悩んで、迷いに迷ってイベント主催に参加する事を決めました。また新たな繋がりと絆を求めて。

出る杭、打てるもんなら打ちやがれ。
打てなくなるまで飛び出してやる。

決めた以上はまた全身全霊で望む。忙しいから後回しは絶対になし。大変だからこれはやらないは絶対になし。中途半端な事をする位ならやらない方がいいし、東北の人に失礼。そんな気持ちでスタートしたこのツアーの企画も進めていく内に

東北3箇所のライブハウスを絶対に無料開放したい。そして無料Tシャツも付けたい。

これが最大の目標となり必死で進めました。その結果。見てください。これだけのブランドや企業や団体の協力を得て見事無料開放達成。Tシャツだって合計500枚近くも無料配布する事が出来ました。

本当にみんなの協力があっての事で、感謝の気持ちでいっぱいです。

東京から遊びに来てくれたたくさんの仲間、各地のライブハウス、各地元の良くしてくれた仲間や新しく出来た友達、忙しい中出演してくれたアーティスト。全ての関わってくれた人達に感謝の気持ちでいっぱいです。

そして3日間の東北の旅と渋谷公演を共にした”KIZUNARI ファミリー”に最大のリスペクト。あの3月11日の14時46分に石巻で皆で同じ気持ちで黙祷したあの瞬間。僕は一生忘れません。忘れようがありません。

人それぞれ出来る事って違うと思います。現地にボランティアへ行く人。炊き出しをしに行く人。コンビニで募金する人。歌を届ける人。それぞれ出来る事は限られてると思います。もし、何が出来るか分からないって人がいたら。ただ純粋に、イベントに遊びに来て一緒に遊ぶだけでいいんです。来れなかった人はただイベントがんばって!って励ましてくれるだけでもいいんです。それだけで僕らはまたがんばろうって気になりますから。そしてそれが来年に再来年と確実に繋がっていくと信じています。

3月11日。歴史的な大震災がこの日本で起こり、たくさんの人や物が奪われました。
それに加え原発問題。まだまだ課題はたくさんあるけど、僕達の心までは奪われていない。
自然の猛威、政府の陰謀。なんだか分からないけど、

だからってマイナスのまま終わらせるのは悔しいじゃないですか。

だから僕たちは、僕たちだけでも絆を求めて深めて、繋がって。震災があったからこそ生まれた”絆と繋がり”を大切にしていこうじゃないないですか。

この日だけは好き嫌いなし。敵も見方もなし。ジャンルの壁だってなし。縦社会もなし。お金だって関係ない。
心をピュアにしてまた集まれる。そんな日になったら最高だな。

また、来年。KIZUNARI TOURが出来ますように。。。それにはまたみんなの”KIZUNARI”が必要となってきます。お手伝いしたい!とか協力したいって人がいたら是非お願いします!また一年。もっと皆が更に繋がっていけますように。

そして最後に。日本の総人口1億2千万人いる中から、いや、70億人と言う世界中の人々から僕という選択をしてくれたLIONHEADのMOJAに感謝したい。僕がいなかったら成立しなかったって言ってくれたけど、それは君も同じです。そして皆がいなかったら成立しなかった。それは間違いのない事実。

“KIZUNARI”ありがとう!

また昨日以上にがんばりましょう!日本!
 


Written by